†細胞と骨の合唱†
キュマイラがゾオン系悪魔の実であるのならば、エグザイルはパラミシア系悪魔の実と評するのが妥当かもしれない。
という訳で手探り的に「基本ルールブック1・2」だけで作れるピュアブリードシリーズ第六弾をやって行こうと思います!!
◆エグザイルって何が出来るの?◆
エグザイルはキュマイラ同様「肉体変化」が主なフレーバーとなっているシンドローム。髪や骨、臓器と言った本来であれば自分の意志で動かすことができない器官すら操作する事が可能である。
データ的にはキュマイラ同様<白兵>に重きをおいたエフェクト群ではあるが<射撃>や攻撃範囲の拡大なども得意としている。
特筆すべきはガード値を上げたり、素体たるHPを上げたり、ダメージを直接減らすことができたりと防御方面で強みが出やすい。
他にも相手の行動を阻害するといったトリッキーなエフェクトを備えているのも特徴と言えるだろう。
◆具体的なキャラクターデータ◆
▶コンセプトなどの解説
冒頭のシンドローム紹介でガードが強力!といったのに、まったくもってガード系がないのは本当に申し訳ない!!
ガード型に関してはサラマンダーの記事にて紹介予定だから、盾役をやってみたい初心者の方はもう少しまっていてほしい。
さて、気を取り直して今回のコンセプト紹介なのだが……白兵射撃両立、一撃攻撃とデバフ合せ技!!だ
基本の攻撃は<白兵>を用いたシンプルな物。
上記のデータの中で《ジャイアントグロス》を選択してくれたならば、攻撃範囲を広げながらダメージを底上げでき、クライマックスでの活躍が見込めるだろう。
逆に《壁に耳あり》を選択してくれたならば情報収集でのダイスを増やす事ができるため、アタッカーが比較的苦手とするミドルシーンでの攻略をスムーズに行う事ができる。
ちょっとしたブレイン的なムーブも可能だ(たぶん)。
そして今回のビルド最大のキモであり、使用難易度が上がってしまう原因となっているのが、高威力の自爆技《ウルトラボンバー》と、ダメージを与えた相手にバッドステータス:憎悪を強制付与できる《ブレインハック》そ存在だ。
《ウルトラボンバー》は<射撃>技能であるため一見噛み合いが悪そうに見えるのだが、このエフェクト自体の効果に「相手がリアクションを行えない」という物がある。
リアクションとは主にダメージを軽減する「ガード」、攻撃を回避する「ドッジ」があるのだがその両方を封殺する事が単体で可能なので、命中力を上げる必要が実質なくなるのだ。
これによってメインは<白兵>であるのにも関わらず、高威力の《ウルトラボンバー》を問題無く使用できるという訳だ。
しかしこの《ウルトラボンバー》には二つ恐るべきデメリットが存在する。
一つ目は自爆技と言った通り、この技を使うとPCのHPが0になってしまうという事。
二つ目は攻撃の対象が「範囲」であること。
前者は読んで字の如く自身が戦闘不能になるので意識が向くだろうが、メインのデメリットは後者である。
ことダブルクロスにおける「対象」には「単体」「n対」「範囲」「範囲(選択)」「シーン」「シーン(選択)」など様々な物が存在している。
代表例として「範囲」と「範囲(選択)」を図として比較するとこんな感じ!!
「範囲(選択)」の場合はその名称の通り、範囲の中から任意のキャラクターを選択できるという事。
え、それじゃあ《ウルトラボンバー》って味方に迷惑なんじゃ!?
のんのん、ご安心あれ!!
その為に今回は味方に被害を出さないようにしつつ、デバフを入れる事ができる《ブレインハック》があるのです。
《ブレインハック》はダメージを与えた敵に対して「バッドステータス:憎悪」という状態を付与できます。
※バッドステータスに関しては基本ルールブック1巻 P249 をご参照ください。
憎悪の対象を敵自身や敵の仲間にすることで敵同士でつぶしあってくれます(外道戦法)
それ自体も勿論強いのですが、《ブレインハック》は「対象:単体」のエフェクトなので《ウルトラボンバー》よりも範囲が狭く、ダブルクロスのルール上、同タイミングかつ違う対象を指定したエフェクトが組み合わさっている場合その対象は一番小さい(少ない)物になる、という物があります。
基本的にはデメリットになりうるルールなのですが《ウルトラボンバー》の場合は例外的に使いやすくなるという事!!
これによって高威力の技を一点集中でボスに発射できちゃいます♪
なお、侵蝕率上昇がえげつないのでご利用は計画的に……
◆末尾◆
これにて「Tips6■柔靱の变化~初期作成エグザイル~」編を〆させて頂きたいとおもいます。
コメント
コメントを投稿