【ルール解説:リアクションについて】《復讐の刃》ってなんでカバーリング時使えないの?

■【ルール解説:リアクションについて】《復讐の刃》ってなんでカバーリング時使えないの?

こんにちは、ブログ筆者の寧々寝あげはもとい、エイジお兄さんです。
今回は以前Twitterにて質問いただいた「《復讐の刃》ってなんでカバーリング時使えないの?」についてより詳しく解説していきたいと思います✨
筆者自身もダブルクロスを初めたばかりの頃に「どうして???」となった記憶があるリアクション周りのルール達……それらも絡めてお話していきますので最後までお付き合いいただけたら幸いです。

⚠本記事は筆者のルールに対する解釈としてお話させていただきます⚠
もしかしたらルールとして適切ではない、身内での解釈は別などなど様々あると思いますが、困った時の一つの指針として読んで頂ければ幸いです。

 

 ◆《復讐の刃》というエフェクトに関して◆

まず大前提として《復讐の刃》とはどんなエフェクトなのか。
上記のエフェクトはキュマイラシンドロームに属するタイミング:リアクションのエフェクトです(※基本ルールブック2 p114/エフェクトアーカイブ p60)
自身のリアクションを放棄する事で攻撃してきた対象に白兵攻撃をするという所謂“捨て身のカウンター”技のようなモノ。
たしかに雰囲気だけ見れば味方を庇う(カバーリング)時にも使えそうな気がしちゃいますよね。
此処での思考の肝は「リアクションを行うタイミングと条件」そして「カバーリングが出来るタイミング」を理解することがです!!

 

◆メインプロセスの中で発生してる細かい処理◆

此処で一旦回り道をして皆様にはダブルクロスの判定の細かいタイミングについて知ってもらう必要があるでしょう。
普段遊んでるときはあまり気にしないと思うのですが、実は結構こまごまとした効果の解決順が存在しています。
公式ルールブックに乗っ取り5つのステップに分類してお話していきますね♪
5つのステップは①~⑤の順番で処理を行い、手前のステップに戻るという事は基本ありません。

①攻撃宣言ステップ…エフェクトの宣言や対象を決定するステップです。
②命中判定ステップ…攻撃側が判定を行い攻撃による達成値を算出するステップです。
③防御判定ステップ…ガードorドッジ(回避)を選択するステップです。 本記事の《復讐の刃》の発動可能タイミングであり、ガード値を上昇させるエフェクトの発動可能タイミングでもあります。
④命中決定ステップ…ドッジ(回避)を選択した場合発生する、回避の達成値を判定で算出し命中達成値と比べるタイミングです。 ここで命中達成値以上の数値を出すことが出来れば回避成功となります。
⑤ダメージロールステップ…各種エフェクトなどによって加算された数値をもとにダメージを計算するタイミングです。 ダメージを軽減するエフェクトカバーリングが宣言できるのはこのステップで行えます。

といった感じで実は一度のメインプロセスの中にはこんなにも処理が行われているんです!!
この前提知識を持った状態で次の項にいきましょう♪

 

◆リアクションを行うタイミングと条件◆

《復讐の刃》使用時に放棄する必要があるリアクションという行動タイミング。
読んで字の如く何かに対する反応行動な訳ですが、上記の中だとがリアクションのタイミングとなります。
ちなみにバッドステータスの「暴走」を受けている状態ではリアクションを行えないのでその点も忘れずにいると良いでしょう。

つまるところ《復讐の刃》の発動条件とタイミングとは
・相手の②命中判定の実質直後
・バッドステータス「暴走」を受けていない
(放棄するためのリアクションが存在する)
・バッドステータス「重圧」を受けていない(オートアクションが使えない為)
・相手の攻撃がリアクション不可ではない
・攻撃してきた相手が同エンゲージにいる時
を満たしている必要があるでしょう(※例外もあります)

さて、という訳で《復讐の刃》の発動条件がわかったところで次の項にいきますよ~!!

 

◆カバーリングができるタイミング◆

ここまで付き合ってくれた読者様ありがとうございます。
本記事のゴールは目前です。
本題である「カバーリング時なぜ《復讐の刃》ができないのか」その答えについてお話しましょう。
端的に言ってしまうと

カバーリングを行えるタイミングではもう《復讐の刃》宣言できるタイミングを超えてしまっているから

です。
記事の最初の方でお話した5つに分けたステップを見ていただけると分かりやすいのですが

①攻撃宣言ステップ
②命中判定ステップ
③防御判定ステップ←《復讐の刃》タイミング
④命中決定ステップ
⑤ダメージロールステップ←カバーリングできるタイミング

となっている為、カバーリングをするときには放棄するリアクションが存在しないのです。
そのために宣言ができない、という事!!
裏を返すと、《復讐の刃》を宣言したリアクションが行えない無防備な味方キャラクターをカバーリングする事は可能だったりするわけですね~(実際あまり無い状況かもしれませんが)

 

加えて別途質問として頂いておりました
「《復讐の刃》は使えないけど《蒼き悪魔》などのガード時発動エフェクトはカバーリングの時使えるの?」

にも良きタイミングなのでお答えしておきましょう!

例えば
自身(A)味方(B)をカバーリングする場合、まず(A)の②防御判定ステップが発生しておりますのでガード時宣言の《蒼き悪魔》はこの瞬間宣言及び処理されるでしょう。
(B)をカバーリングする⑤ダメージロールステップまで発動が遅れる事はありません。

逆に自身(A)は攻撃の対象ではなく味方(B)だけが攻撃対象になった場合(A)にはリアクションとなる②防御判定ステップが発生しない為《蒼き悪魔》の宣言タイミングはこの状態では発生していません
しかし、基本ルールブック1 p262を参考にしていただきたいのですが、カバーリングを行った際にはガードしたという扱いでダメージを軽減したという文言が存在します。
ですので(B)の⑤ダメージロールステップ時に(A)がカバーリングを行えばガードを行った」という状況が発生するため、ガード時宣言できる《蒼き悪魔》が使用可能……

といった具合なのですが、これ説明するのすごいむずかしいですね!?!?
しかしリアクションまわりの疑問はおおよそ5つのステップに当てはめて考えれば解決できるかな?といったきがします。
エフェクトが増えたり、組み合わせ次第ではさらなる疑問が生まれるとは思うのですが、同卓者との相談やその場のGMの指示に適宜したがってくださいね♪

 

◆末尾◆

いかがでしたか?
これにて「【ルール解説:リアクションについて】《復讐の刃》ってなんでカバーリング時使えないの?」を〆させて頂きたいとおもいます。
拙い文章ですが最後までお読みいただきありがとうございました。
 
分かりづらい!!読みづらい!!補足が足りない!!等々ありましたら随時直して行きますので、どうか気長に改善を待っていただければ幸いです。

このような形でダブルクロスのビルドだけではなく分からない、分かり辛いルールに関しても解説したり一緒に考えていきたいとおもっておりますのでコメントやTwitter、マシュマロBOXなんかにどしどしお便りいただければとおもいます!!

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